脾  臓 腫 瘍

  脾臓の腫瘍も良性の物と悪性の物がありま す。また、加齢に伴う変化でも腫瘍のように見える事もあります。しかし、良性の腫瘍(加齢性の変化や、血管腫など)でもよく救急救命センターに運ばれてく るような重篤なケースがあります。それは、脾臓の破裂によるものです。腫瘍の大きさに関わらず、組織が大変もろくなり、破裂をおこし腹腔内で大出血を起こ してショッ ク状態になって来院する事が大変多いのです。その場合は、血液検査、レントゲン検査、超音波検査などで診断し、早急に輸血と同時に脾臓摘出術を行います。 そし て摘出した脾臓を病理生検に出し、腫瘍のタイプを診断しますが、破裂をおこした大きな腫瘍だからといって悪性とも限りません。大きく違ってくるの は、予後です。残念ながら、悪性の血管肉腫などですと、摘出して一時元気になっても肝臓などや心臓などに転移を起こしてくる可能性が大変高くなってきま す。良性ですと、摘出すれば問題となる事基本的にはなくなります。


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