三尖弁閉鎖不 全症

 

 
原因・・・
イヌにおいて見られ、三尖弁の形成異常や心奇形などの先天性の問題と、フィラリア症によって虫 体が三尖弁にからまることや、拡張型心筋症・僧帽弁閉鎖不全症からの波及などによる後天性の問題が原因となります。

症状・・・
胸水や腹水の貯留、四肢の浮 腫、心臓性悪液質に伴う削痩などを認めます。先天性の場合には発育不全も認めます。

診断・・・一般身体検査では、心臓の聴診により心雑音が聴取されたり、頚静脈の拍動が認められます。他に、心電図検査、レントゲン検査、超音波検査を 行います。

治療と予後・・・原因を確認する事が重要です。フィラリア症が原因であれば、虫体の駆除を行います。それ以外であれば、運動制限や低ナトリウム食の給餌、 心臓薬の投与が必要です。また、胸水、腹水が貯留している事により、呼吸運動を抑制している場合には、胸水、腹水の除去が必要です。しかし、このような場 合には予後が不良です。


戻 る   治療例