糖尿病
糖尿病とはインスリンという膵臓から分泌される血糖降下
作用を持つホルモンが不足し、血中ブドウ糖が細胞内に取り込まれないため、血中濃度が上昇し、引き起こされる病気です。
症状は、肥満・多飲多尿・食欲不振・嘔吐・下痢・脱水などですが、全身性に広がる合併症がおき、重篤なものは死に至ることもあります。
糖尿病には、3つのタイプがあります。タイプTは、ヒトの
インスリン依存性糖尿病に類似しており、犬に多く、インスリンの分泌の低下によるもので、必ずインスリン投与が必要となります。タイプUは、ヒトの非イン
スリン依存性糖尿病にに類似しており、肥満やインスリン受容器での障害により、インスリン抵抗性からその効果がでないもので、猫に多く、食事療法やインス
リン治療で改善され、一過性に起こっていることもありますが、インスリン投与により治癒する場合もあります。タイプVは、二次性の糖尿病で、犬と猫におい
て成長ホルモンの過剰や副腎皮質機能亢進症・甲状腺機能亢進症・プロゲステロン製剤などのホルモンに誘導されることや、膵組織の破壊(膵炎)などで、イン
スリンに対する拮抗ができることによって起こります。