ガンとは、悪性腫瘍を表す一般用語です。
現在では、高齢の犬猫での三大疾患の一つになっています。近年、ガンは本当に増え診察例も多くなっていますが、動物の寿命が絶大に延びたことがその理由と
思われます。
皆様のよう
に、飼
い主の方々と動物の絆が強まっており、頻繁なスキンシップや一日ドックの普及により、動物たちにも人間と同じような医療を受けさせてあげたいと言う飼い主
様のご希望の結果と思います。
そういった
理由か
ら寿命が延び、飼い主の皆様と動物たちがより長い時間を共に過ごすことが出来るのは本当にすばらしい事と思います。が反面、ガンという厄介な物に対しても
十分な知識を持って、他の腎臓病や心臓病などと同様に対応していかなければいけないと思っております。
ガンの発症
は細胞
の核の中のDNAの変化で起こります。動物が長年生き生涯で受けて来た環境中の日光、化学物質、低量の放射線等、様々な物質に暴露された結果によりヒトと
同様そういった変化が起こってきます。
比較的若い
動物は
免疫と関与しているT細胞の機能により、その様な物質に暴露された細胞を除去する事が出来ますが、高齢になってくると、そのT細胞の機能低下により免疫が
低下して、悪い発生の細胞を殺せなくなります。これは、残念ですが仕方のない事ですので、注意深く動物の体を観察して、ガンが見つかったら早期のうちに治
療をする事が必要です。
また、どこ
の場所
の腫瘍の発生が多いかというと、一般的に常に増殖を繰り返している細胞で発症率が高いとされています。つまり、皮
膚の上
皮、胃腸管、血液などです。
腫瘍には、
良性と
悪性があります。良性の腫瘍は、他の組織に転移したり再発は起こりませんが、機能障害が起こる可能性があります。一つの例としては、わきの下に大きな脂肪
の腫瘍が出来れば歩行障害が起きる、といった具合です。悪性の腫瘍は "遠隔転移" を起こすという特徴があります。
現在の医学
の世界
で "根治" は手術による完全摘出が主流ですが、希望的には将来、遺伝子工学などにより注射一本でガンの "根治”
が得られる様になる事と考えられています。 |
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