| 犬回虫症 |
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回虫の卵を何らかの拍子で口にすることで感染し、回虫が幼虫のまま体内を移
行してさまざまな症状を引き起こします。特に幼児には危険で、移行先によっては重症になる場合があります。
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| <感染経路> 犬回虫症の感染経路は主に3つのルートがあります。 ★胎盤感染 主たる感染ルートです。母犬の体内に潜んでいた幼虫は、妊娠すると再度活
動を開始し、一部の虫体は胎盤へ向かいます。幼虫は子宮内では胎児の肝臓にたまり、子犬が産まれると肝臓から肺、さらに気管を経由して小腸で約2〜3週間
で成虫となり、産卵を行います。
★乳汁感染乳腺に幼虫が移行し、そのお乳を飲むことで子犬が感染します。
★経口感染子犬が感染能力のある中卵を口から摂取してしまうと、中卵は小腸で孵化
し、小腸壁の血管やリンパ管に侵入してそのまま血液やリンパ液にのって肝臓→心臓→肺→気管→咽頭→胃→小腸と旅をして成虫になります。口に入ってから
60日で成虫になり産卵を始めます。子犬の排便により、中卵は外にばらまかれ、虫自体も出てくることがあります。
<犬の症状> 腸管内に寄生している回虫は、主に犬が消化した食物を栄養源にしており、幼い犬に多数寄生すると、栄養の消化吸収が妨げられ、発育不良となってしまいま す。また、腹痛や下痢、嘔吐で虫体を吐くこともあります。 虫体が大型のこともあり、多数寄生した場合は腸管が詰まってしまうこともあります。 その他の症状は、寄生性肺炎、呼吸器傷害、肝臓機能異常、肝臓傷害があります。 特に幼犬の重度寄生はかなり危険な状態になることが多いのです。 <治療と予防> なんといっても腸管内の駆虫が優先。数回の投与で駆虫できますが、2週間後に再度検査を受けると確実です。駆虫薬は生後3週以内に飲ませ、犬回虫のライフ サイクルを断ち切ること。産まれたばかりのほとんどの子犬は胎盤感染していると推定されます。子犬の糞便中へ中卵が排出される前に対処すべきです。 <人間への感染> 人間には経口感染します。犬回虫の卵は周囲がネバネバしていて簡単には落とされず、どこにでもくっつきます。ニワトリのレバーの生食による感染も要注意で す。 人間の体内を幼虫のままで移行します。口から入った虫卵は腸で孵化し、小腸粘膜から侵入し、門脈を通って肝臓に行きます。ここでたいていは死滅しますが、 運のいい幼虫は肺に行くことがあります。まれに肺を通過し眼の網膜まで到達し炎症を起こしたりします。 また、子供の場合、「異味症」を発症するようです。変なものを食べていることが続いたら、回虫症を疑って下さい。外で遊んで帰った後や、犬と遊んだら、石 鹸で必ず手を洗うことを習慣にするとよいでしょう。 |
![]() ![]() ![]() ![]() 寄生状態 虫体の単体 頭部 虫卵 |
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