クッ キーちゃん
     
   ・シーズー
   ・10歳

肛門周囲腺腫
 
 クッキーちゃんのお尻に腫瘤が出来たのは2〜3年前。近所の病院で治療を行いましたが、効果はさほどありませんでした。むしろ逆にどんどん大きくなり、 「悪性の恐れ」との言葉を受けて、飼主さんは治療をあきらめてしまったのです。その後、お尻の腫瘤は自壊し、出血とひどい痛みを伴うようになっていきまし た。そんなクッキーちゃんの姿に、お父様は安楽死も考えましたが、娘さんは最後の望みを当院にかけることにしたのです。

「早く病院へ!」という気持ちとは裏腹に、道に迷ったり、車の故障に遭ったりと、遠方に暮らすご家族にとって、当院までの道のりは想像以上のものでした。 当院にて検査・手術を行うことに決めましたが、クッキーちゃんを1人残して帰る事など様々な事が気にかかりました。しかし、「ずっと一緒だったクッキー ちゃんと今後も・・・」という気持ちの方が勝ったのです。術後、娘さんと面会したクッキーちゃんはなぜかご機嫌斜めでした。「まだ帰れないの?」と、遠く 離れた病院で1人過ごす事への不満を訴えていたのかもしれません。

無事に退院したクッキーちゃんですが、肛門付近を切っている為、「お尻を擦りはしないか?付着した便はどう拭えば良いか?」など気を配りながらの生活で す。また薬嫌いなクッキーちゃんへの投薬も一苦労でした。しかし、ついにご家族が手放しで喜び、胸を撫で下ろす時がやってきました。病理検査の結果、お尻 に出来た腫瘤が良性の肛門周囲腺腫だと判明したのです。抜糸も終えた今では、お友達の猫ちゃん、ウサギちゃんと共に妹さんの部屋で3匹仲良く賑やかな生活 を送っています。


当ページは、動 物たちの闘病生活を振り返っていただいたものです。
同じようなご病気でお悩みの方のご参考になれば幸いです。
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