ナナちゃん
  • ダックスフンド     
  • 10才   
 
卵巣腫瘍  脾 臓腫瘍  口腔鼻腔瘻管


 去年、ナナ ちゃんが9年間一緒に 暮らした飼主さんがお亡くなりになり、ナナちゃんは新しいご家族の元へと引きとられました。ご家族は犬を家族の一員に迎 え入れることは初めてでしたが、快く生活を共にする事を受け入れられました。ナナちゃん自身も、ご家族の中の弟さんには特になついていて新たな幸せな生活 が始まったのです。

 何事も心配なく楽しい日々を送っていたのですが、ある日、ナナちゃんの体調に異変が見られる様になりました。
「暑さで夏バテをしたのかと思いました。」 それから数日が経ってナナちゃんの発情(生理)が始まりました。「通常1〜2週間で終わると聞いていたのです が、3週間経っても終わらず、日に日に臭いもきつくなり…」そして更に、ぐったりと元気を無くしてしまいました。「鳴くこともしなくなってしまったので、 救急センターに連れて来ました。」 ナナちゃんは点滴を受けた後、検査で卵巣と脾臓に腫瘍が見つかりましたので両腫瘍を摘出する事に致しました。同時に歯 槽骨にまで及ぶ歯周炎であった為、抜歯を行いました。術後は入院はせずに、3日間ご家族の睡眠時間を削り交代で看病されました。「6日目にやっと元気とな り、その後は薬の治療と1ヶ月おきの検診で来院をしておりました。」 

 ところが、再び異変が起こりました。「鼻水をすするような動作や嘔吐の動作を全身を使ってしていましたが、何も吐き出さず、とても苦しそうにしていまし た。ですから、直ぐに連れて来ました。」 来院したナナちゃんを診察すると、昨年の抜歯で普通なら自然にふさがる歯槽の穴が鼻腔と繋がっていました。そこ で再びそこを塞ぐ為のフラップ手術を行いました。又、健康の為に食生活改善の指導があり、ドッグフードに変える努力をしました。 何しろ9年以上もの間、 人間と同じ食事をしていたので、ドッグフードの味に慣れることは大変難しい事でした。「初めは、牛乳でふやかしてササミのふりかけで匂いをつけたり、と工 夫しました。」 ご家族の手厚い看病により、ナナちゃんは元気に回復していきました。そして現在は健康的な生活を心がけながら楽しい暮らしを再び送ってい ます。
当ページは、 皆様の家族の一員である動物たちの闘病生活を振り返っていただいたものです。
同じようなご病気でお悩みの方のご参考になれば幸いです。
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