皮膚腫瘍について
猫  16歳5ヶ月 



Q.
 二年ほど前から腹部に小さな腫れ物ができて、最初は脂肪の塊だと思って何もしませんでした。しかし最近急に腫れ物が6cmくらい 大きくなり、元気がなくなってきたので、近所のかかりつけ病院で診てもらったところ、癌だということでした。高齢なので全身麻酔もかけられない為、手術に よる切除は不可能だそうです。家族同然の大事なペットを、このまま何もしないでほおって置けず、なんとかならないかとインターネットを探し、アニマルメ ディカルセンターのホームページを見つけました。癌専門の設備が併設されているとのことで、期待せずにはおれません。手術可能かどうかだけでも見てもらえ ますか?




A.  お腹に6cmものしこりがあって最近元気がなくなってきたということですが、しこりによる痛みのせいかもしれません。このまま 放っておけば今後もっともっと大きくなる可能性もあり、また、自分で気にして舐めたり、咬んだりして出血したり化膿する可能性も高いです。勿論16歳5ヶ 月では高齢ですので、手術や麻酔のリスクが高いのは事実ですが、手術前に血液検査、尿検査、全身のレントゲン検査、超音波検査、心電図検査、血圧測定、 (CT−スキャン)を行って、全身状態の把握が行えれば、リスクを最小限に低めてあげることができるでしょう。
基本的に癌の患者さんは高齢が多いため、当院でも高齢の患者さんの手術も日常的におこなっております。もし残念ながら術前の検査で、既に転移があったとし ても、生活の質の向上(クオリティオブライフ)のための寛解療法としての摘出手術を行うことだけでも、気分良く余生を過ごすことができると思います。家 族の一員でしょうから、もう年だからという言葉で片付けられるはずはないと思います。是非いちど診察を受けていただけたらと思います。




  腫瘍学  
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