前庭疾患について
犬 ヨークシャテリア 18歳 ♂去勢済
Q.
2日前からですが、突然、首が左45度に固定してしまいました。食べるのも水を飲むのも左横から舌を出して何とかしのいでいま す。散歩に出ても正面を見ることが出来ないのでグルグルと左に回転していくばかりです。3日前までは元気に鳴いて食事をせかしていましたが、首が曲がって からは鳴く事もなくなりました。かわいそうでなんとも見ているのがつらく、涙がでます。このような病例はありますか?何が原因でしょうか?
A.
左傾斜、左旋回の症状から、前庭疾患が疑われます。
前庭疾患の症状は、病変側への転倒、回転、傾きを伴う運動失調、病変側への斜頚、斜視、食欲不振、嘔吐、脳神経異常などです。
前庭器官の機能は、平衡の維持、眼球運動の協調です。前庭疾患には、中枢性前庭疾患、末梢性前庭疾患がありますが、まずはこれらの分類が必要です。
簡単に言うと、中枢性は脳の異常、末梢性は中耳内耳の異常ですが、これらの異常が現れる原因を調べなければなりません。原因によっては、病状が悪化する事 で、改善が期待できない事もあります。いずれにせよ、早期に診察を受け、適切な処置を受けて下さい。確定診断には、特にCT検査等は有効です。その設 備のある動物病院での診察をお勧め致します。
脳
行動学
参考例一覧
トップ ページ