巨大結腸症について
猫 雑種 12歳 ♀



Q.
 拾ってきた時から、骨盤が狭く、便秘気味でした。便が詰まると病院で掻き出す処置を続けていましたが、4ヶ月前たくさん便が詰 まっ てしまい、大腸を切り取る手術をしました。巨大結腸症ということでした。手術後しばらくは排便がありましたが、ここ数日便秘が続いているので、かかりつけ の病院へ連れて行ったところ、「骨盤を広げる手術」を勧められました。手術は本当に必要なものなのでしょうか?
私達は年齢と体力的なものを考えて、あまり手術はさせたくないです。尚、骨盤の手術をしても便秘をするようであれば、腸の神経の問題だとも言われていま す。
現在の治療は以前と同じで便を掻き出す処置をしています。




A.  巨大結腸症だったということですが、原因は骨盤の狭窄という事ですので、太くなってしまった結腸を切り取っても、便が固く なってしまえば、また同じ状況になってしまうのは、当然の結果かと思います。術後しばらくは軟らかめの便で、その時は排便が順調だったという事ですが、結 腸が無くなると水分の吸収が出来なくなる為、水分の多い便(下痢)が出ます。しかし、数ヶ月経ちますと、残っている回腸でも水分の再吸収ができるよ うになり、下痢も収まってきます。その結果、また固い便になってしまい、結果として便が太くなり、狭窄した骨盤内を通る事ができずに便秘になってしまうの です。その骨盤を広げる手術に関しては、実際にレントゲンやCTなどで、骨盤の状態を診てみないと分かりませんが、浸襲性も高く大変な手術になるのは、間 違いないでしょう。ただ、便を掻き出す処置を毎回行うのも、大変ストレスがかかる治療になってきますし、腸炎の原因にもなってきます。ですから、骨盤の手 術を行ってみるか、又は便が太く固くなる前に食事やお薬などで便を軟らかくして、排便をしやすく、骨盤腔内をスムーズに通る事が出来るような便の状態を 作ってあげるのも、良い方法かと思います。




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