環椎軸椎亜脱臼について
犬 トイプードル 6ヶ月 ♀



Q.
 急に泣き出し様子がおかしくなりました。当初原因がまったく分かりませんでした。最近ようやく環椎軸椎亜脱臼でしかも第一頚椎と 第二頚椎との間隔が5mm以上も開いていることが分かりました。
幸いにも麻痺はしていません。食欲もあり嘔吐、下痢は無く元気ですが、ほとんど横になっています。
コルセットをしてステロイド(プレドニゾロン)を一日一回服用しています。まだ、6ヶ月ということなので、今後3ヶ月間安静にして骨の発達を待ちながら様 子をみましょう。それから手術を考えましょう。と言う事でした。
不安なのはその間に麻痺が生じてしまうのではないかと言う事です。この方法でよいのでしょうか?





A.  環椎軸椎不安定症(環椎軸椎亜脱臼)との事ですが、痛みから上目使いをしたり、頚を伸ばさなかったり、また泣 いたりという症状があります。そして頚椎の中には脊髄が通っていますので、突然、麻痺が起こったり、呼吸困難をおこしたりします。

 痛み止めなどで痛みを抑えてしまうと、動物の可動範囲が広がる為、頚を曲げすぎてしまい、呼吸停止という大変な事態を引き起こす事もあります。

 コルセットをしているということですが、骨折とは違い、先天性の疾患ですので、しばらく付けておけば治ってしまうという病気ではありません。それに一般 的に動物にはコルセットは、ずれたり完璧なものではありません。

 このように常にリスクをはらんだ重篤な疾患と言えるでしょう。ですから早期の手術をお勧め致します。また、この手術は経験を要する手術です。 ですから診断設備、経験のある病院での手術をお勧めします。



頚部 行動学
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